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シード・サステイナブル・リビング

サステイナビリティ(持続可能性)に興味を持っている人たちが増えていく中で、それをどうやって生活スタイルやビジネスに応用させていくのかは、とても面白い挑戦だと思います。

Seedでは、体の健康と健全な生活・自然環境の両方に関心を持ちながら様々なプロジェクトに取り組んでいます。

例えば、動物性の食品は避け、出来る限りローカルなオーガニック野菜を用います。精製された砂糖は使いません。また、料理の際にはフィルターを通した水を用い、生分解性の容器に盛り付けます。

加えて、空気を汚さない手作り大豆キャンドルや彫刻家の古賀先生によるお箸を販売しています。火曜日のコミュニティー・ナイトにおいては、定期的に草千先生によるマクロビオティックの話や、来月と再来月はKathleen Jaceckoさんのグリーン・ライフスタイルの講義が聴けます。

また、毎週土曜の朝10時からは、Seed周辺のコミュニティーのクリーンアップを行っています。興味のある方はぜひ参加してみてください。お掃除のあとに、10%OFFでランチを楽しむのも良いかもしれません。

このように、様々な試みを通して、人々の健康と生活・自然環境に少しでも貢献し、コンシャス・ピープルとの繋がりを示していけることは、私たちの大きな目標なのです。

皆さんと一緒になって、サステイナブルな社会へとリードして行きましょう。このことは、未来の子供たちに対する私たちの世代の責任だと思っています。

のぶ

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by studio-mugen | 2009-07-24 08:45 | レストランSeed  

サスティナブル・アグリカルチャーに向けて

最近読んだ本で面白いものを見つけたので、紹介します。木村秋則さんが書いた「りんごが教えてくれたこと」という本です。

彼がどのようにして無肥料・無農薬りんごの栽培に成功したのかを綴ってあるのですが、とても興味深くて一気に読んでしまいました。彼なりのこだわりを持った生き方は、読み手を引き付けるパワーを感じます。

僕がこの本から学んだことは、大きく分けて5つあります。

1.主人公は、あくまでりんごの木やイネである。
2.常識に囚われず失敗を繰り返した後、多くの答えを得られる。
3.りんごの木やイネ、土、それを取り巻く自然に対する感謝の気持ちを忘れない。
4.「消費は美徳」から「心」の時代へ向かう。
5.「食」を見直し、「農」を変える。

まず、りんごやイネを栽培する際に忘れてならないのは、「自然界のバランスを重視しながら、人間はあくまでそれらがスムーズに育つような環境作りのお手伝いをするだけ。」ということです。

食物を育てる時に自然に任せずに農薬を蒔き肥料を与えてしまうと、それが本来持っている力が発揮されません。自然栽培でないイネなどは、それが元々持っている感知力のような本能が乏しくなり、根が小さく米粒が細長くなってしまうそうです。このことは、何だか人間を教え育てる時にも当てはまるような気がします。

次に、農薬や肥料なしにりんごの木を育てるのは不可能という固定概念を捨てて、時には人と反対のことをやりながら試行錯誤することが大切だそうです。木村さんは、たくさんの失敗を通して自然栽培のりんごをついに実らすことが出来たのです。

そこに辿り着く道のりは長く、何年もの間無収入の時代を経験します。それでも諦めずに信じて続けてきた木村さんの姿勢は、他の人たちに勇気を与えてくれます。

また、木村さんはりんごの木に触れながら、感謝の気持ちを伝えることを忘れなかったと言います。そうすることで、美味しいりんごが出来ると思っていたからです。実際、声を掛けなかったりんごの木たちは、枯れてしまったそうです。

ところで、最近、農業に興味を示す若者が増えてきているというのをどこかで聴いたことがありますか?彼らは、今までの大人たちが作ってきた社会状況から何かを察知し、それに対処するために主体的に行動を始めているように思えます。

「消費は美徳」というような古いメンタリティを離れて、やさしい「心」を育む農業へと向かい始めているのです。もう一度、自然を捉え直す感性を研ぎ澄ます必要が、特に消費世代にはありそうです。

現在、食を見直す時期に来ていると考えられます。食品添加物を多く含む食べ物は、様々な病気や事件の直接的或いは間接的な要因になってると木村さんは考えます。医学の進歩をよそに、日本ではアトピーの子供が増え、高齢者は認知症になる確率が増えてきています。

そこには、食との深い関係があり、また食べ物を作る農業の影響があるように思えます。もし、我々が食生活を改め食べ物を注意して選べば、農家のような生産者の認識や国の政策も少しずつ変わっていくはずです。肥料や農薬の使用量が世界で最も多い日本は、今まさにティッピング・ポイントに差し掛かっていると言えるでしょう。

我々の食のみならず地球環境も考慮に入れて、木村さんの自然栽培が注目されてきているのは、ごく自然のように感じられます。彼が外国へわざわざ出向いたり、海外から多くの訪問者が彼の元にやって来るそうです。持続可能な社会を実現する一環として、木村さんの今後の活躍が楽しみです。

皆さんも時間があれば、ぜひ木村さんの本を手にして読んでみてください。特に、マクロビオティックに興味を持っている人たちが読めば、共感できる部分をたくさん見つけられると思いますよ。

のぶ

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by studio-mugen | 2009-07-04 09:27 | スタッフ日記